スパイサー米報道官がロシア政府を非難 反プーチンデモ参加者の多数拘束で

【ワシントン=加納宏幸】スパイサー米大統領報道官は27日の記者会見で国務省の声明を読み上げ、モスクワなどロシア各地で26日に行われた反プーチン政権デモの参加者が多数拘束されたことを「米国として強く非難する」と述べました。

声明は、ロシア政府に対して、デモを呼びかけた反政権派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏ら関係者の即時釈放を求めるとともに、米政府として「状況を注視する」と強調しました。

また、平和的なデモ参加者を拘束しているとし、「根本的な民主主義の価値に対する侮辱」であると指摘しました。ロシア国民が「法の下で平等に扱われ、報復を恐れることなく権利を行使する」ことを認めるよう、ロシア政府に促しました。

トランプ政権をめぐってはロシア側との不透明な関係が取り沙汰されているため、プーチン政権に厳しい姿勢を示したとみられます。

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